第3章 新しい仲間、お友達!委員会活動!
『ふあぁぁ〜〜……。』
昨日の夜は弔くんや迫先生にされたえっちなコトを思い出しちゃってなかなか寝付けなくてちょっぴり寝不足…。
「…でっけェーあくび。」
『ぁっ…荼毘先輩!おはようございます!』
「…はよ。なんだ…寝不足か、?」
『いぇ…っ、少し考え事を…///』
「…ふーん。まァ…あんま考えすぎンなよ。」
登校中に抑えきれないあくびを片手で隠しながらしたにも関わらず、いつの間にか横に来ていた荼毘先輩にはバッチリ見られてたみたいで…。
横に並んで歩く荼毘先輩に挨拶をすれば、ふと継ぎはぎだらけの腕が伸びてくると下瞼をそっと人差し指でなぞりながら顔を覗き込む荼毘先輩の言葉に、昨日の色々なコトを思い出すとボン!…と顔を赤らめて俯き小さく呟く。
そんな私を横目に見つめながら今度は頭をポンポン、と優しく撫でられながら学校まで一緒に登校する。
「…そーいえばお前、
委員会何にするか決めたか?」
『いぇ…特に何もまだ決めてないです。』
「だよなァ…かったりィー…。
全員強制参加とか聞いてねェ。」
『私も特にこだわりはないので
きっと余ったやつになると思います。』
蒼い瞳を細めて怠そうに言う荼毘先輩にクス…、と小さく笑いながら言えば、いつの間にか学校に到着していて。
お互い靴を履き替えるとわざわざ2年の教室まで荼毘先輩が送ってくれた。
『教室までありがとうございました、荼毘先輩。』
「いや…じゃあまたな。」
2年A組の教室前で荼毘先輩にお礼を言ってぺこり、と頭を下げるとまたふわ…と優しく頭を撫でてくれる荼毘先輩。
片手を上げて去ろうとする荼毘先輩の手を両手でギュッ、と握ると綺麗な蒼い瞳を少し驚いたように見開く荼毘先輩。
『今日も1日頑張りましょうね、荼毘先輩!』
ニッコリ笑って背の高い荼毘先輩を見上げながら言えばまた、握ってないもう片方の手で優しく頭を撫でられる。
「…おぅ。」
蒼い瞳を細めて表情を和らげて頷く荼毘先輩が今度こそ、自分の3年生の教室へと向かっていく。
そんな後ろ姿を見つめながら、先程の綺麗な蒼い瞳を細めて柔らかく微笑む荼毘先輩の表情を思い出すと少しだけドキン…っ、と胸を高鳴らせた。