第6章 零れ桜
夢主side―
結局色々考え込んでしまって一睡もできなかった。みんなに心配かけたくないから極力明るく過ごそう。
昨日夜蛾先生から受け取った制服に袖を通す。
だいたい硝子と一緒だけれど、私のは膝上のプリーツスカートに左にだけレッグガターの付いたニーハイ、靴はローファーである。
レッグガターって...。
まぁわがままは言ってられない。
教室に向かうとするか。
―――
「おはよ...う」
ちらちらと様子見をしながら扉を開けるともう3人は揃っていた。
夏油「おはよう、制服似合っているね」
家入「おー、おはよう」
五条「そのガターって趣味??ww」
「ち、違うもん!夜蛾先生が用意してくれたんだから!」
五条「げ、それ夜蛾センの趣味??引くわ〜」
するとガラガラっと先生が入ってきた。
夜蛾「お前ら席につけ。それと断じて私の趣味では無い。その制服はお前の...いや、また今度話そう。」
「???」
夜蛾「とりあえず今日1日は夏梨が学校に慣れるように色々教えてやれ、以上でホームルームを終わる。授業はサボるなよ」
――
「なんか、スカート短くて落ち着かない。」
夏油「ん〜...縫ってズボンにするかい?」
五条「俺そのまんま派だわ〜」
家入「見んな、クズ共」
学校って初めてだけど凄く楽しくなりそうな予感...!