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【呪術廻戦】紺碧に沈む

第5章 水を得た魚


夢主side―

な、なんだここは...。

いっぱい椅子と鏡がある!初めて見る物ばかり。

でも1つ懸念点...。

椅子に座ってる人も座ってる人の髪を切っている人もみんなすごく小綺麗でおしゃれという所。

私なんて15年も髪を切ったことが無いし、虐待を受けていたせいで、本当に、それはもうボサボサで酷い有様。

絶対に場違い。

4人で入口の前に突っ立っていると爽やかな顔した男のお兄さんが話しかけてきた

店「いらっしゃいませ〜!初めてのご来店ですか?」

夏油「はい。この子の髪を整えて貰いたくて」

お店の人は私に視線を向けるとギョッとして固まってるようだった。

店「これは...腕の見せどころですね...お任せ下さいっ!」

つまりやっぱり私の見た目は酷いということだろう。

てか私喋れないよ?コミュ障ですよ?

「しょ、硝子...」

家入「大丈夫。私達もこの子の近くに居てやっても良い〜?」

店「今お店が空いていますので大丈夫ですよ」

五条「だってよ、良かったな夏梨」

とりあえず一息、そこからは、あれよあれよとされるがままに進んでいく。

店「まずはシャンプーからですね!さぁコチラへ」

半ば抱えられるようにしてシャンプー台へ運ばれる。

夏油「ははっ子供に無理やり抱えられた猫みたいだ」

五条「何それウケる」

家入「はぁ...ほんとこいつらは...」

―――

す、すごい。髪を洗ってもらっただけでサラサラになってしまった。そしてなんだか、髪からするいい匂いに包まれている。

店「はい!次!整えていきますね、前髪は眉下までバッサリ行っちゃいますよ!」

え?え?なになに

チョキン!―

店「10センチくらい切って眉下にしてみましたが、やっぱり目元が出ると印象が明るくなって素敵ですよ!」

は、はぁ...なるほど...?

次は後ろも整えて行きますね―

後ろ髪も腰まであった髪を胸くらいの長さに綺麗に揃えてもらった。

悟、傑、硝子、店のお兄さんに顔をのぞき込まれる。

「「「「おー...!」」」」

五条「馬子にも衣装だなw」

夏油「まさかここまでだったとは...。」

家入「私は最初から気づいてたぞ」

え?何?変なの?良いの?どっち???

店「あの...連絡先交換しません??」

夏油、家入、五条「は...?」


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