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第4章 お話3


そのとき、部屋のドアが開き、
お母さんの姿が見えました。カッと
目を開き、一瞬固まっていましたが
我にかえると、すぐさま私と弟を
いつものように引き剥がしました。
いや、いつもより力が少し強かったです。

「あれほどこの人と一緒にいちゃ
いけないって言ったよね?!」

そう、私はこの人と扱いです。

「この人は汚れてるんだから!!」 
「………え?」

驚きのあまり声を発してしまいました。いろいろ言われてきましたが、
汚れてる。は初めてでした。

「喋らないでよ!汚い!」

分かってる…分かってることなん
ですが…無性に腹がたちました。
気づくと私はハサミを手に取り
お母さんの喉元に。

殺ってしまったんですね。床には
血が。弟のほうも見ました。
ビクビク震えていました。当たり前
ですね。でも、もう見られてしまい
ました。悲しい。悲しいですが、
私は弟を殺すことに決めました。

弟に近寄り私は喉元にグサリと。
弟は涙を流していました。私も
涙を流していました。

「ごめんなさい。」

いずれこのままいれば父親に見つかり
逮捕ですかね。もう、それでいいです。
私は遺体が2つある部屋で蹲ってただ
時が流れることを願いました。
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