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【ハイキュー】Blue Spring (仮

第6章 合宿開始!





「永瀬は1人部屋?」
『う、うん。そうなりマスネ』
「大丈夫?昔からホラー的なの苦手だったよね」
『が、がんばりマス・・・』
「そんなにビビらなくても、雰囲気だけじゃん」
『わかんないじゃん!まったく、これだから人の気持ちがわからない人間は・・・』
「あいにく小心者の気持ちはわからないんだよネ」
『くっ・・・』

忠に訊ねられた部屋問題を筆頭にいつもの帰り道のようなしょーもない話をしていく。
やっぱり蛍は嫌味に関してはあたしより一枚上手。

「なーなー!永瀬!!このポテサラってお前が作ったってほんとか!?」
『しょ、翔陽!?あ、うん。普通のポテサラですよ』
「すげーうまい!びっくりした!」
『ほ、ほんと・・・?へっへへ、そう言ってもらえると嬉しいわ』
「明日も食いたい!」
『大量に作ってあるから残れば明日も出すね!』

突然現れた翔陽によって話題は変わっていく。
またしても思わぬ形で褒められて、照れてしまう。
こんなにわちゃわちゃした夕飯も久しぶりですごく楽しい。

『へへっ・・・。なんかいいね、こー言うの』

「「「「・・・・・・・・」」」」

ふと思った事を呟くとあたりが静まり返る。
あれ?今めっちゃ恥ずかしいこと言った?

『い、今のは独り言で・・・あの、忘れてください!!!』

「お〜、よしよし。そうだなぁ、楽しいなぁ」
「おいスガ、そー言うのセクハラって言うんだぞ」

「「「うぉ〜永瀬〜〜!!!」」」
「ちょっと近寄らないでくださいよ!」

孝史先輩が頭を撫でてきて、それを咎める大地先輩。
でも何だか心地よくてされるがまま。
おばあちゃんみたいに優しい眼差しの旭先輩に、何やら感動して飛びつこうとしてくる翔陽、龍先輩、夕先輩につっこむ蛍。

あれ、これ違うな。
すごい可哀想な子だと思われてる・・・?

そんな考えがよぎりつつ、甘やかされてるこの状況はむず痒いけど嬉しいような、仲間の一員のような気がして悪くなかった。










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