• テキストサイズ

【ハイキュー】Blue Spring (仮

第6章 合宿開始!




翌日


「日向がいなくなった!!!」


朝食の準備をしていると、烏養さんが騒がしく厨房に入ってきた。

『い、いなくなった??』

「ロードワーク中に暴走してどっか行っちまったんだよ・・・。今他の部員が探してるが・・・」

『あたしもチャリで探しに行きますよ!潔子さんすみません、あとお願いします!』

「わかった。日向の方よろしくね」



『で?コースはわかるけどどこに外れたんだ翔陽は・・・』

勢いよく飛び出したものの見当などつくはずもなく、自転車で彷徨う。

『ん?』

前方に見慣れないジャージの高身長な人物が見える。
トサカみたいな髪型だなぁ。
とりあえずダメ元だけど、聞いてみるか。

『あのーー!!!』
「うわっ!?」
『あ、すみません』

自転車で轢きそうな勢いで突っ込んでいくあたしに驚いてるトサカさん。ごめんなさい。

『人を探してまして・・・』
「!奇遇ですね!俺も探してるんですよ〜」
『へ?』
「金髪プリンの男の子、ちょうどお嬢さんの髪色と逆転してるみたいな」
『あー・・・、すみません。ここ来るまでにそう言う人は見てません』

この人も迷子探しか。
しかも金髪プリンて、ヤンキーなのかな?

「で?お嬢さんはどんな人を探してるの?」
『あ、身長が160センチくらいの、オレンジ頭の男の子です』
「そっかぁ〜、残念ながら見てないんですよねぇ。お嬢さん、この辺の人?」
『あ、はい。烏野高校ってところに通う1年生です』
「!へぇ・・・。お名前は?何年生?」

なんか不審者っぽいけど大丈夫かなこの人。

「ああ、いきなりこんなに質問されたら怪しいよね、ゴメンゴメン。俺は東京の音駒高校ってところから練習試合しにきたバレー部の、黒尾竜郎っていいます〜」

トサカさんもとい黒尾さんは少し胡散臭い笑顔で自己紹介してくる。
今、音駒って言った・・・?

「で、お嬢さんは?」
『あ、烏野高校1年、バレー部のマネージャーやってます。鈴永瀬です。練習試合、よろしくお願いします!』

「マネージャーだったんだ、身長もあるし、てっきり女子バレー部の方だと思ったよ」
『あ〜、よく言われます(笑』

あはは〜、なんて世間話になるが、そうだ、あたしは翔陽を探してたんだった。

「じゃあ。また、練習試合で会おうね」
『はい。よろしくお願いします!』




/ 70ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp