第1章 始まりの日
入学式、自己紹介諸々終えた後急いで荷物をまとめる日向。
『えらい急いでるね。部活とか?』
「あ!鈴!そうそう!バレー部行くんだ!」
『ふっ・・・永瀬でいいよ。いいね、バレー部か!』
身長に似合わない部活名が出て少し驚きつつも好きなスポーツが同じだと言うことに少し高揚する。
「永瀬もバレー好きなの?」
『見る専門だけどね(笑』
笑ってそう伝えると何か思いついた様子の日向。
ほんと犬みたいだな。
「マネージャーとか、やらない!!??」
そう、マネージャー。
できることならやりたい。
でも女子か男子か迷っているのだ。
『やってみたいなーとは思ってるんだけどね、ちょっと検討中』
「そっか!じゃあ待ってる!俺先に行くーーー!!!」
検討中と言っているのに話を聞いてるのか聞いてないのか。
きらきらした目をさせながら教室から出ていく日向。
待ってるって・・・(笑)
『まだどう検討してるかもしらないのに・・・』
女子バレー部見に行ってから男子バレー部行ってみるかぁ。