第4章 練習試合
入部が決まり、わちゃわちゃ楽しげな雰囲気の体育館に突然現れた先生らしき人。
「組めたっ組めたよー!!!練習試合!相手は県のベスト4!!青葉城西高校!!
「ゲッ」
「青城!?どうやって組んだんだろう・・・」
先ほどのコンビネーションを試合で試したいと言っていた影山と日向が目を輝かせている。
県大会の試合、テレビで何度か見たことあるから名前も知ってる。
すごいなぁ、あんな強いところと繋がりあったんだ。
いや、でも菅原先輩めっちゃビックリしてたし。
「君らが問題の日向君と影山君かぁ!」
「「・・・・・・おす」」
「今年からバレー部顧問の武田一鉄です!バレーの経験は無いから技術的な指導はできないけど、それ以外の所は全力で頑張るから宜しく!」
優しげな先生だ。
経験ないながらも、すごい熱量で顧問をしてくれるんだなぁ。
話を聞いてみると、どうやら青城は影山をフルセットで出すことをご所望らしい。
どーいう意図なんだろう?
菅原先輩の懐広いなぁ〜。尊敬する。
来週の火曜、1試合だけやるみたい。
プレイするわけじゃないけど気合い入る!!!
細かい説明を聞いて撤収準備をする。
蛍と忠を待っていると、影山が現れた。