第3章 どうなってるの*
マジでココドコ
っていうかレイめっちゃ力強いし全然逃げられない
っていうかこの絡まった足はなに!?全然動けないんですけど!?
「レイ。起きてってば!」
そう訴えるも起きないレイ
「ん...」
なんて返事なのかも怪しい声が聞こえたかと思えば首筋に顔が近付いてくる
ちょっと待って 刺激が強すぎる
なんで好きな人と朝っぱらからこんなことになってんの!?
すりすりと動く頭が首元をチクチクと刺激する
スゥッと息を吸い込みニコリと笑みを浮かべるレイにどきっとするも
くすぐったいし匂い嗅ぐなぁ!恥ずかしい!と心の中で葛藤する
自分のこの心臓の音が聴こえてしまうんじゃないかと心配になる
「ねぇレイほんと起きてってば!」
そう言い抵抗するも体格差が圧倒的なレイには金魚が跳ねてるレベルかもしれない
「ねぇってば!!」と段々と声を上げていくと目を覚ましたレイ
ぼーっとしてどこか様子がおかしい
もしかして寝ぼけてる?と思いながらも
「レイ もう離して!」