第2章 診察と質問
引き続きは割と早い時期から行われレイとおじいちゃん先生が立ち会いの元診察が行われた
初めはおじいちゃん先生からの質問などが多かったものの今ではすっかりレイが主体だ
3ヶ月もするとレイだけの診察になる
「最近何か気になることは?」
「別に何もないよ。強いて言うならレイ先生みたいな若い先生で大丈夫かなって思ってるけど」
と医師の変更があったりするかななんて淡い期待を抱き言葉に乗せる
これ以上気まずいとか耐えられない...
「...お前は気まずいかも知れないがこれも仕事だ。理解してくれ」
そう確信を突いた返答に
「....はーい」と返事をするしかなかった
仕事か...あの時みたいに話せたらどんなに楽だろう
自宅に帰りシャワー浴びながら鏡に映る自分を見て自嘲気味に笑う
「...仕事...ね...」
所詮私は彼の患者でひょっとしたら幼馴染でも無くなったのかもしれない
昔は名前でよんでくれたけど今は苗字かお前しか呼ばないし
まぁ状況を悪化させたのは紛れもない私なんだけど