第8章 煩悶の渦中へ③【レイ】R18
『あぁ……レイ、もっと……
……ぁ……もっ、と……っ』
「ふ……アリス……っ」
その日もアリスの強引な誘いから始まった2人の情事は夜半から始まり、既に数十分が経過していた。部屋にはアリスの切な気な喘ぎ声と、レイが彼女を愛撫する濡れたリップ音だけが響いている。
ソファの上アリスの脚の間に長らく顔を埋めていたレイは、彼女が2度目に達したのを確認してから徐に顔を上げ唇を拭った。膝立ちとなった彼はアリスを見下ろしながら気怠気にネクタイを引っ張り、首元を緩める。
『……はぁ……はぁ……
レイ……も……欲し……
……中、にも……
ちょう、だい……っ』
「焦るな、まだ早い」
数度目になるアリスとの行為。だがまだ開通したばかりの彼女の内壁は非常に狭く 時間をかけほぐしてやる必要があった。なるべく彼女に負担をかけないよう時間を掛け漸くレイは彼女の蜜壺に中指を挿入する。同時にぷっくり膨らんだクリトリスに触れた。
『……はぁ…────、
………あん……ッ
────気持ちいぃ………、レイ………』