第5章 大人の発散方法【ホムラ】R18
ホムラの肌はきめ細かく、陶器の様に美しい。カーテンの隙間からうっすらと微かな朝日が差し込んでその肌に一筋の光を落としていた。真っ白なシーツの中 仄かな光に彩られたその姿はどこか神々しく アリスは暫し そんな彼に見惚れていた。だが艶っぽい溜め息をつきながら寝返りを打つ仕草を見て とうとう彼女の抑えは効かなくなってしまう。
アリスはホムラの手首をシーツでベッドの柱に括り付けると、衣服の隙間から覗く胸元にゆっくりと指を滑らせていった。
ホムラが身じろぐ。がまだ目を覚ます様子はない。泥の様に眠る恋人を見て、恐らく彼は昨夜も遅くまで絵を描いていたのだろうな とアリスは内心で当たりをつけた。そこでこれ幸いとばかり、片方の乳首を指で愛撫し、もう片方は舌で愛撫してゆく。
はぁはぁと夢の中 徐々に息を乱していく愛しい人。その姿に、彼女はようやく昨夜の疲れを 忘れていくのだった。
既に半分勃起している陰茎を露わにしてうっとりとその手の平の中滑らせていく。と 身動いだホムラの瞳がうっすらと開く。
「────…ん、アリー………?君かい?」
まずは拘束された両手を信じられないといった顔で視認してから、ホムラは半ば呆れ顔で自身の陰部を今正に口に含もうとしている恋人をやっと視界に入れた。
『………おはよう、ホムラ 』