第12章 絡め取る【シン、ホムラ】R18
「うん…っ…
────…気持ちいい、ね
はは、でもこれじゃあ、
全く お仕置きに、ならない…っ…かな」
ずっと欲しかった刺激に アリスの心は歓喜に震えていた。もうここがどこで 今の目的が何であろうとそんなのどうでも良い。
焦がれていたホムラが今 目の前にいる。
望み通り情熱的に 自分を抱いてくれている。
体勢を変え 今度は激しく後ろから突かれ始める
アリス が壁に手を付いて 背中越しに振り向けば ホムラが再び彼女にキスを落とす。互いに舌を絡め 唾液を交換するようなキスをしながらホムラはアリスの最奥をズンッ、ズンッ、と力強く攻め立てていった。
『…ん…っ、ん──ッ
────ッ!!
も………っ
らめ……っ
おく、ら、め───ッ
また、イ────ッ』
ホムラがアリスに合わせるように動きを早めてゆく。切なく歪めた瞳で、ホムラは更にクリトリスをも責め立てながら律動を一際強くしていった。飛び散る汗が2人を繋ぐ。
「ダメじゃないでしょ?
…いいよ────またイって
僕も、もう…く────ッ」
ドクン、とアリスの中でホムラのモノが大きく脈打つ。直ぐにどくどくと中で射精し始めたその瞬間 アリスもまたホムラのものを強く締め付け それを離すまいと吸い付く動きをした。
「あぁ…っ
はは、君──…ッ、
僕を、離したく…っ…ないの──…?
すごい、吸い付き…だね…っ」
たくさんの精を彼女の中に吐き出して、ホムラはうっとりと瞳を上げる
「はぁ…ふふ…どうしよう
もしかしたら
子供が出来てしまったかもしれないね
────…でも安心して?
そうなったら僕は、
君に正式にプロポーズするつもりだから…」
そう言ってさらに奥に性液を押し込むように腰を押し付ける
「…そうなったら結婚して、一緒に子供を育てよう」
行為が終わっても終わらないキスを受け止めながら アリスは気怠げに彼を見つめる。
『馬鹿 ホムラ…』
その瞳を見てホムラはアリスの愛を確信する。キスの合間 囁くように小さく口を開いた。