第12章 絡め取る【シン、ホムラ】R18
降ってきたのは腕を掴まれたままの強引なキスだった。手近な扉を開けたホムラが無理矢理その部屋にアリスを引き入れ 乱暴に壁に押し付ける。
だがドレスの裾が捲り上げられ 彼の掌がアリスの太ももを這っていく途中 ふと 彼女愛用の銃が彼の手に触れた。 息の上がったホムラは一瞬動きを止める。
「………どうしてこんな物騒なものを ドレスの下に忍ばせているんだい?
ああ……そうか
君はきっとあの男の頭を────隙をついて撃ち抜こうとしてるんだね」
『こ、これも潜入捜査の一貫だよ
私はただ、あなたをこの件に巻きこみたくなかっただけ
あの人は暗点のボスで、今回の件には全面的に協力してもらってるの
本当にただそれだけで────…ッ』
ホムラの熱い息が首筋にかかる。それだけで、アリスの身体は既に熱く火照り出していた。
「協力?
巻き添えにしたくないって理由だけじゃ
僕を突き放す理由にはならない
だったら何故 事情を説明してくれなかったの?
────僕ってそんなに聞き分けのない 頭の悪い子に見えるのかい?」
ホムラは怒っている。それもかつて無いほどに酷く
理由を考えれば無理もないが…
愛しい人を前に アリスは感情のコントロールが出来なくなっていた。潤んだ瞳でそう言われれば 、つい 縋り付いてくるその全てに 応えたくなってしまう。
『…ホムラ…
も────やめて…』
「君が言ってくれればちゃんと、僕は "待て" だって出来る、知ってるでしょ…なのに…」
だがホムラの怒りは収まらない。暗鬱とした表情で アリスの首筋に噛み付いてくる。ドレスの上から胸元を鷲掴み ずれた肩紐を引き下げると ピンク色の先端にむしゃぶりついてきた。
ちゅっちゅっと音を立て、アリスの乳首が吸われてゆく。
「僕のこと──…信頼してないの?」
弄ぶようにそこを唇に挟んだり 舌の上で転がされれば アリスは堪らず ビクビクと身体を震わせてしまう
『…っ…ちが…そうじゃ、なくて…ぁ…』
その内太ももを這い上がってきたホムラの指がアリスの陰部を、割れ目に沿って何度も撫で上げていく。
ぴちゃ……くちゅ…