第9章 トム・リドル【秘密の部屋】
「分かったわ。電話っていうのを、必ずするわ」
「そうして」
「でも、あなたの叔父さんと叔母さんも、あなたのことを誇りに思うんじゃない?」
荷物を手にしてから汽車を降りながらハーマイオニーはそう言った。
「今学期、あなたがどんなことをしたかを聞いたら、そう思うんじゃない?」
「誇りに?正気で言ってるの?僕がせっかく死ぬ機会が何度もあったのに、死に損なったていうのに?あの連中はカンカンだよ……」
そう話しながら、4人は一緒に作を通り抜けて、まグルの世界へと戻って行った。
ハリーポッター 『秘密の部屋』[完]