第4章 対策と不思議な挙動?
「まさかあのまま放って置いたらアイツにやられるんじゃ……!」
MENは何も持たずに飛び出した。直後、体が浮いてあっという間にドレインたいたいの体に張りついた。
「へい、鉄!」
ドロップしなくなるのではと杞憂したMENがアイアンゴーレムを一発殴った時だった。
アイアンゴーレムはMENに敵対してダメージが入った。なんでなんだと慌てるMENはドレインたいたいから逃れることもなく速攻デス。先程リスポーンしたベットに戻ってきた。
「……は?」
見ればコメント欄も騒いでいる。アイアンゴーレムってターゲット変更するんだっけ? 疑問と困惑する言葉が次々に流れていく。
「もしかして」
MENは何か思いついて再び何も持たずにドレインたいたいに吸い込まれに行った。それからドレインたいたいに向かって素手で殴ってみて気づく。当たり判定がない。
「コイツ、やれないのか!」それどころかドレインたいたいに敵対しているはずのアイアンゴーレムがMENを攻撃してくる。「いてぇ! おい、どういうことだ……?!」
そう言いながらMENは間もなく倒れた。再びリスポーン設定したベットに戻って来る。
直後、三分経ってドレインたいたいは消滅。アイアンゴーレムは村から離れたところで開放されることとなった。
そして、聡明なMENは最悪なシナリオを想定した。
「もしかしてこれ、夜にアイツが出てきたらやばいのでは?」
コメント欄がますます騒いだ。やはり鬼畜か、と。