第4章 対策と不思議な挙動?
「ふぅ、間に合ったぁ」
何が間に合ったかはさて置いて、MENは村人の家にリスポーンと重要なアイテムを置いて窓を覗き込んだ。
外には、また縦長たいたい、正式名をドレインたいたいが現れていた。
「はぁ?! 同じもの連続で出るのはルール違反でしょっ」
とMENが冗談じみたことを言いながら悪態をついている間に、ドレインたいたいはどんどんと村に近付いてきた。MENはこの家に出るかどうするか考えた。
「待てよ、あいつがドレインたいたいなら、壁とかがあれば吸い込まれないのでは……?」
そうして窓から村の様子を伺っていると、村人たちが次々とドレインたいたいに吸い込まれて体にくっつくので、まるでクリスマスツリーみたいだな、とMENはゲラゲラ笑った。
「あ、アイアンゴーレムも吸い込まれてる!」
とMENは家にいると被害がないことをいいことに、その窓から村の様子を実況し始めた。
アイアンゴーレムは確かにドレインたいたいに吸い込まれていった。と同時に、アイアンゴーレムはドレインたいたいを敵と見なしたようで両腕を大きく振り上げた。MENは大声をあげた。