第28章 大反撃
MENは白虎たいたいが家から離れた隙を狙って外に出た。
途端にまた白虎たいたいが飛びかかってきたが、すぐに別の家に飛び込んで攻撃を回避する。
そうしてMENが入った村人の家はベットがない場所だったが、見渡してみるとベットのある建物があと三つ程あった。MENはそこにあったチェストにツールを仕舞うと覚悟を決めて再び外に出た。途端に飛びかかってきた白虎たいたいの目の前にベットを置いた。
ドォンッ……とよく聞いた爆発音。
当たりどころがよかったのか、MENはギリギリ耐えた。だが、白虎たいたいもわずかに耐えていた。MENは足元の火を消しながら白虎たいたいを追いかけ、おい、トドメは素手だと言いながら、地形を利用してジャンプした時にパンチをお見舞いした。
白虎たいたいの体力はとうとうゼロになり、まるでエンドラ討伐をした時みたいに光のようなものが現れ、消滅していった。
「よっしゃあ! まずは一体目!」
コメント欄もナイスと喝采の声が流れる。だが、喜んでいるのも束の間、たいたい・ザ・スネイルが後ろからまたもや何かを飛ばしてきてMENはあっけなく倒れた。
「一体倒したらもう早い早い!」
しかしMENのメンタルはまだ力に溢れていた。するとすぐには、油断するな、歯茎はまだだというコメント欄に一変する。ただ、MENはこう思っていた。ここまで来たら、やるしかないのだ、と。
MENはまたエンドポータル内に飛び込んでエンドに入った。エンド島にひょんと身軽に辿り着けば、ドレインたいたいの吸引攻撃も無視して次の村人の家に入った。
MENはそこにあるベットを迷うことなく入手し、窓からドレインたいたいの行動が終わるのを待ってすぐに外に出た。狙うはたいたい・ザ・スネイルだ。
たいたい・ザ・スネイルは、ふわふわと空中を旋回しながら全くMENに見向きもしなかった。ベット爆破するにはもう少し近寄ってもらわないと届かないだろう。