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帰宅部のアレが襲ってくる世界でエンドラ討伐?!

第27章 羽はいらない


 それからMENは何度となく通ったエンドポータルフレーム内に入った。相変わらず出入口から地形がカオスな中、MENはすっかり手慣れた様子でエンド島に踏み込む。
 途端にドレインたいたいが吸収を始めるので、MENは素早くブロックを置いて行動不能を防ぐ。次には弓矢を構えて白虎たいたいを狙うが、ここでまたたいたい・ザ・スネイルが割り込んできた。
「お前は後で相手してやっから!」
 と言いながら、弓矢の標的をたいたい・ザ・スネイルに向けたMEN。いいや、次にどういう攻撃をしてくるのか見ていたのだ。
 たいたい・ザ・スネイルは、その背中にある家からぽんぽんと建造物を投げつけてきた。どうやらオークで出来た村人の家のようだ。MENはとっさの判断で走ってかわす。ドレインたいたいの次の行動までクールタイムがあるようで、MENの近くをウロウロするも何もしてこない。
 しかし、これはチャンスでもあった。MENがベットを多く持っていたのもたいたい・ザ・スネイルのこの攻撃があったからである。
「これはチャンスじゃね?!」
 MENはジャンプダッシュで投げつけられる村人の家をかわしながら、たいたい・ザ・スネイルの行動が終わるのを待った。すると次には白虎たいたいが動き出したのをMENは画面の端で目視した。
「こういう場合はこれでかわせるよな?!」
 MENはそこらに散らばった村人の家の一つに飛び込んだ。と同時に背後から迫っていた白虎たいたいの前足は、閉じた扉にぶつかってMENにはダメージが入らなかった。上手く避けたとはいえ、ギリギリだったのがよく分かる。
 MENはそこから、三体のボスたちがすっかりMENを見失って辺りをウロウロと浮いているばかりであることを窓ガラスを通して確認した。MENは振り返り、そこに置いてあるベットを回収して手持ちに入れ替える。さぁ、MENの反撃はまだまだ続く。
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