第25章 まだまだ戦闘中
「これは……時間かかるな」
再びベットからリスポーンをしたMENが言った言葉。ダメージはまだ少ししか与えられていないし、ドレインたいたいに至っては一切の攻撃も通じていない。手持ちの食料も少なくなってきた。MENは決断した。
「もはやここは食べ物もいらないのでは」
食べる間もなくやられてしまうのなら、ここはもうゾンビ戦法だ、とチェストを眺めていたMENのカーソルがベットの方に向いた。そういえば、持ってきていたんだった、と。
「アイツら、ベット爆破効くのか……?」
今まで試しても来てこなかったベット爆破。チェストに仕舞ったままのエリトラには目もくれないでMENはベットを取り出した。
「俺は今から自分がTNTになる……!」
訳の分からない発言では腹をくくったMENは、ベットだけを持ってエンドポータルへ飛び込んだ。
とはいえ、何も持たずにエンドに飛び込んだのはマズかった。すでに入口はウィッチの家で島に行きづらくなっており、MENはここを縦積みで乗り越えて行ったのでまずはブロックを素手で破壊しなくてはならなかった。
「おぉい、前回の俺、なんて面倒なことを……」
そう言いながらも、ここは三体からの死角になるらしく、ゆっくりとブロックを壊している余裕はあった。そうしてようやく島に辿り着いたとホッとするのも束の間、MENはたいたい・ザ・スネイルに真っ先に目が合ってしまった。
MENは敵対されたことにすぐに気付いたが、素手では素早くブロックから這い上がることが出来ずにいた。そこにたいたい・ザ・スネイルが何かを投げつけてきた。黒い建造物だ。
「は?!」