第23章 いつもと違うエンド?
「あー、島タイプか」
エンドに入ってMENがすぐ見たのは、自分の足元からかなり離れた位置にあるエンドの島。そして……。
「なんか上のゲージおかしくないか?」
エンドというのは本来、入った瞬間エンダードラゴンの体力が自動的に画面上に表示されるものだった。しかし今回は違う。まず、画面上のゲージが三本ある。
しかもそのゲージは次のアレの襲来を予告するものでも、ましてやエンダードラゴンの体力を示すものではなかった。
上から順にMENはそのボスの名前を読み上げた。
「白虎たいたい、ドレインたいたい、たいたい・ザ・スネイル……」MENは自分で読み上げてすぐに事の重大さに気がついた。「はぁ?!?!」
しかし、MENの立ち位置からではそのボスの姿はまだ見えない。MENはとりあえず、初期地からエンド島へ橋を架けることにした。その間、予想外の登場をしたボス三体が攻撃をしてくる様子はない。ならば今は大丈夫だと過信したMENの目の前に、何かが飛んできた……。