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帰宅部のアレが襲ってくる世界でエンドラ討伐?!

第22章 エンド要塞へ


「ここだ」
 チャンクの境目を見ながらMENは細かい位置を特定する。持っていたシャベルで地面を掘り、石になったところでツルハシに持ち替えた。
 途中洞窟に出たが、エリトラを身につけたままだったので滑空して上手に着地した。洞窟は敵だらけだったがブロックを積んで無視し、掘る作業を続けていたらあの石レンガが現れた。
「よぉうし、来た〜」
 エンド要塞の螺旋階段に落下したMEN。軽やかに水バケツ着地を決めるとすぐさまポータル部屋を探す。MENの探し方はもっぱら勘頼りだが、長年の経験と知識量がものを言い、こんなに深いところにはないはずだと引き返したところにポータル部屋が生成されていた。
「いててて」
 スポナーから湧いて出てくるシルバーフィッシュを倒すMENに、視聴者たちの誰かが「他のMOBは普通でよかったな」なんて言い出した。MENは確かにと頷きながらシルバーフィッシュのスポナーを破壊した。
「アイツらがいきなりTNTを出してくる世界だったらポータルも消えてたかもな」
 鬼畜に慣れ過ぎたMENらしい発言とも取れるだろう。
 そうしてしっかりベットでリスポーンを決め、エンダーアイをエンドポータルフレームに嵌めていく。一嵌りだったが、運いいことにここまで来るのに壊れたエンダーアイは一個だけだったのでとても運がよかった。
「さて、アレの次の時間なんだが……」
 MENは画面上のゲージを見やる。まだ次のアレが襲来してくるまで時間に余裕はあったが、エンドラ討伐中にアレが襲って来たら面倒な気しかしない、とMENは言う。そんな中視聴者たちはちらほらと、この世界は普通のエンドラなのか? と声を上げるものもいる。MENは数秒考えて決断した。
「一旦様子だけ見るか」
 MENはツルハシとブロックワンスタックだけ持ってポータルの中へと飛び込んだ。
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