第22章 エンド要塞へ
そうして目印と座標を頼りに戻って来たMENは、急いでエンダーアイなどの持ち物を取り出してブロックを積んだ。辺りは草原で見渡しはいいが、エンダーアイを見失わないための念の為の行動だ。
「もうそろそろ近くあれ!」
そう祈りを込めたMENのおかげか視聴者たちのおかげか、投げたエンダーアイがわずかに横にズレた。MENは声をあげた。
「近いぞ……!」
と走ったMENの先は海が広がっていた。海にあるのか、または陸の方にあるのか、MENは詳しい位置を知るためにもう一度エンダーアイを投げた。
パリン。
小さな音。
「今割れたよな?」
そう言いながらも、MENは地面を見つめ、それからチャンクの表示を出す。割れたエンダーアイは、丁度海と陸の境目にある砂浜辺りで潜ったからだ。