第14章 三分は短い?
「よし、終わった!」
残り時間を示すゲージはすでにかなり経っていたのもあり、待機時間は数分もしないで終了した。
リスポーンを押したMENの視界で真っ先に映ったのはネザーゲートの破壊。だが、黒曜石は壊れていなかったのでまだ大丈夫だとMENは自分の持ち物を拾いに走った。
「だが、今度黒曜石が壊れたらやばいな」
その場合、黒曜石を掘るためにダイヤを取りに行くか、とMENは考えていることを言葉にしてくれたが、掘っている間にアレが襲ってくるのであれば、新しくマグマ溜まりを探すしかはいな、という二パターンの想定をしていることも視聴者たちに話してくれた。
「あ、あったあった」
とにかくMENは、たいたい・ザ・スネイルに倒された時に爆散した場所へ戻って来てアイテムを回収する。ツール一式は無事だった。
「早めにロッド集め終わらないと」
そう言ってMENは戻って来るなり、余っていた鉄で火打ち石打ち金をクラフトしてネザーゲートに着火する。だが、すぐには入らずにそこに置いてあるチェストに木材の半分と火打ち石打ち金を入れて置いた。今回は爆破鬼畜ではないので、水に沈めても意味はさそうと判断した上で野ざらしのチェストに仕舞ったのだ。
「まぁこんな野ざらしのチェストに入れるのはちょっと怖いが……」
壊れる時はどうせ壊れる。ロストしないだけマシだとMENも視聴者たちもそう言いながら、ここでようやくネザーに入って行った。
ネザーは相変わらずであった。ネザゲ後ろの玄武岩デルタ、目の前の小さな荒野、MENが架けた一本橋の下に広がるマグマの海。
一度来たということもあり、MENはスムーズにブレイズスポナーのところに戻って来てロッドを集め始める。盾を持って来ていなかったが、遮蔽物を利用してなんとか三本集めた。帰宅途中に一体のブレイズを倒したのでついでにもう一本も収集し、保管庫にあるチェストにブレイズロッドを仕舞った。さて、次はエンダーパールを集めないといけないが、そろそろ帰宅部のアレが襲ってくる時間でもあった。