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夢と現実と時々妄想

第1章 私の妄想


「もしも、セイヤがお隣に住んでたら」

私はクッキーを焼いてお礼を言いに行く。
すごく自然かも…!

おいしいよ、って言ってくれるかな。
けど、そもそも彼はどんなものが好きなんだろう?

その前に彼女とかって……

なーんて。
妄想だしそもそもお隣に住んてるシチュエーションじゃ無理あるかぁ。

ダメダメ夢主!好きなこと考えて、良い夢見なくちゃ!

彼もハンターみたいだし
任務で出会ったってことは

信じてればまた、会える…よね…。zzz


ーー

次の日もその次の日も私は任務に出かけたが結局セイヤには会えなかった。

1週間が経ち、もうすぐ2週間が経とうとしている。

ハンターなのに、こんなに会わないものなのか…。
本当にこの間は偶然出会えたんだよね…。

「もったいないことをしたぁぁぁ」

考えながらもワンダラーを次々殲滅していく。

「ダメダメ!また油断してたら危険。自分の身は自分で守らなくちゃ。」

そう、この間はたまたま彼が助けてくれただけ。
いわばラッキーだったのだ。

もしあのまま誰も来なければ私は間違いなく殺されていた…。

そう考えると背筋が伸びた。

「しっかりするのよ、夢主…!」

自分で自分に気合を入れる。

セイヤのことは次の休日にでもゆっくり探してみよう。


ーー

「…情報が…ない……!!」

まあ私の伝える特徴もよくないのかもしれないけど…

「背が高くてかっこいいハンターの、私と同じくらいの年齢の方、見ませんでしたか??」

「うぅーん、そうだねぇ。かっこいいは人それぞれだからなぁ、お嬢ちゃん。」
「しらなぁーい」
「ハンターなんてそこらじゅうにいるよ。」

道ゆく人々に尋ねてみても分からなかった。

結局セイヤに関する情報は得られなかった…。
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