第6章 幸せな時間※裏表現あり※
ーーグチュッグチュッパンッ、パンッ
「んぅぅっ!!」
だんだんセイヤの動きが激しくなる。
交わった部分から出される乾いた音と湿った音の入り混じる卑猥な音によって私は耳から脳から犯されていく感覚を味わう。
「…くっ…夢主…俺もあまり余裕がないんだ。」
「…あっ、んんぅっ…!!それ、だ、めぇっ…きもちぃっ!!!」
「そ、んなにっ!締めるな。くっ、…も、出るっ…!!」
一層腰の動きが速まり最奥を突かれセイヤの背中にぎゅっとしがみつく。
セイヤは急いで私の中から引き抜くと
私のお腹の上に欲を吐き出し、乱れた息をゆっくり整えていく。
「…はぁっ…はぁっ…」
「…はぁっ…すまない、最後は余裕がなかった…。痛くは、なかったか…?」
少し乱れた髪とまだ整え終わらない呼吸、ほんのり紅く染まった頬。
セイヤも余裕がない中で私を気遣ってくれるのが嬉しくて返事の代わりに私はセイヤにキスをした。
「んっ…」
突然のことに驚いたのか色っぽい吐息を吐いてキスを受け止めるセイヤを見て、私はドキドキしてしまった。
「すごく…きもちくてっ…恥ずかしいけど……セイヤとひとつになれて私、しあわせ…!」
「…あぁ、俺もだ。あんなに可愛い夢主を見られたんだ。俺は今、人類の中でも最高に幸せなんだと思う。」
「もうっ!人類って、スケール大きすぎだってば!」
「…?…俺は嘘は言わない。」
至って真面目にいうセイヤにいつものペースを取り戻させてもらえた。
恥ずかしくて顔も見れない、なんて寂しいもん。
普段通り話せるのが1番。
ーー
乱れたベッドを軽く整え手を繋いで横に寝転ぶ。
トロンとした目でセイヤがこちらを見る。
「…夢主、好きだ。」
「…!嬉しい…!私も好き、大好きっ!」
「今日は夢主の夢を見れそうだ。…おやすみ。」zzz
「…ふふっ、もう寝ちゃった…。私も、セイヤの夢が見たいな…おやすみ。」
そっと額にキスをして
愛おしい人が眠る姿を見つめているうちに私も夢の世界へと誘われていく。
とっても暖かくて心地がいい。
本当にいい夢が見れそう。
ーーFinーー