第3章 かぐや姫〜メンズは全部私のもの
映画同好会では映画好きのメンバーで映画鑑賞をして評価をつけたり、好きな映画について語り合ったりするサークルだ。
メンバーは大学4年生の高杉稜駿先輩、横内伶菜先輩、3年生の山本綾香先輩、田本賢人先輩、新井亮介先輩、2年生の渡辺悠介先輩、林蓮先輩そして私、沙希と柚莉愛、十塚将斗くんで10人だ。
女子は私も入れて4人と少ないけれど和気あいあいしていてよさそうなサークルだなと思った。
この日は映画鑑賞をすることになった。
スクリーンに映画を映してみんなで見るのだ。
「今日はファミリーツリーを見ましょう。」
横内先輩がDVDをセットして言った。
「今日はDVDだけど、パソコンからアマゾンプライムの映像を流すこともあるんです。」
横内先輩がそう言って自分の席に座った。
そしてみんなでしばらく映画を楽しんだ。映画を観た後は感想を言い合って楽しかった。
サークルが終わってスーパーで食材を買って帰る。
カレーとサラダを作って食べた。
カレー残っちゃったから明日も食べようっと。
そして翌日のサークルで私は異様な空気感を感じた。
「お疲れ様です。」
映画同好会のドアを開けると1番先に目が入ったのが柚莉愛だった。
柚莉愛は色んな先輩男子に話しかけてはしゃいでいた。
柚莉愛らしいなと思っていると柚莉愛が先輩男子にワクワクして聞いた。
「うちのサークル内で付き合うとしたらどの子が好みですか?」
えええー?それいきなり聞く??