第2章 ジャックと豆の木〜僕と夏休みの豆研究
この日は畑で収穫した夏野菜を使ってお父さんと一緒に夏野菜カレーを作ったよ。
まずはお父さんがニンニクを切ってくれて僕はその横で玉ねぎを切っていたけど涙が出ちゃったな。
他にはナスやピーマンやトマトも少し入れて鍋で炒めたよ。そしたら買ってきたお肉を入れてえんどう豆も入れちゃった。水を入れて煮込んでアクを取ったら市販のカレールゥを入れて煮込んだよ。僕は最近やっと中辛のカレーが食べられるようになったんだ。今日はバーモンドにしたけど次はゴールデンとか他のルゥでも作ってみたいなと思ったよ。うちでカレーが出る時は汁物は出ないでサラダだけ出るよ。
サラダも畑で取れたトマトときゅうりを使ったんだ。酢味噌和えを作ってかけたけど美味しそうにできたよ。
「いただきます。」
みんなでワイワイ食べると美味しいね。
僕の家族はお父さん、お母さんとお姉ちゃんの4人家族だよ。お姉ちゃんは5年生。自由研究何やるのかなぁ?と思って聞いてみたんだ。
「お姉ちゃんは自由研究は何にしたの?」
「私はスパイスの研究をするから料理とか紅茶とか調べたり作ったりするんだ。それにしても良太っておもしろいわよねー。スカス何だっけか?そんな植物を育てるなんてよく思いついたわね。あまり育ってないようだけど大丈夫なの?私なら飽きそうだわ。」
お姉ちゃんがカレーを食べながら言った。
「ううん。僕には毎日、変化があるように思えるよ。それに育てて面白いし。」
「そうだ、今度の休みにおばあちゃんの家に泊まったらどうだ?植物の水やりなら俺がやっておこう。」
お父さんの提案に僕は笑顔になった。
「本当に?やったぁー。じゃあ、カスタノくんの水のあげ方教えるから何か変化があったら電話で教えてね。」
「わかった。そうしよう!!」
おばあちゃんの家に泊まってる間はお父さんが水やりをやってくれるってさ。僕はおばあちゃんの家に泊まるのを楽しみにしながらカレーを食べた。