第2章 ジャックと豆の木〜僕と夏休みの豆研究
お父さんが夜に帰ってきたので僕は自由研究の話をした。
「ねぇーいいでしょー。カスタノスベルマム買ってよぉ。」
「買えるかわからないが、明日は土曜日だしホームセンターに行って探してみよう。」
「うん。ありがとう。」
僕はこの日、ワクワクして考え事をしながら寝た。でもジャックが目をつけた豆だもんね。そんなに魅力的だったんだろうなぁー。
そして翌日。早起きしてラジオ体操から帰ってきて朝ごはんを食べた。そしてお父さんと一緒にホームセンターに行った。
「あの、カスタノスベルマムって売っていますか?」
僕が店員さんに聞いて探してもらうも、ここには売ってないとのことで次のホームセンターに行った。
そこもなかった。諦めきれずにもう1店舗行ったけど見つからない。僕は悔しくてたまらなかった。そんな僕を見かねてお父さんが植物園に連れて行ってくれたんだ。
その前にお父さんと一緒にラーメン屋さんで冷やし中華を食べてから行ったよ。
植物園にはいろんな植物がたくさん植っていた。
「うわぁーすごい。」
さすが植物園はホームセンターにはないような珍しい植物もたくさんあった。ここならカスタノスベルマムも見つかるかもしれない。