第7章 鶴の恩返し〜地元に貢献した8年間
邪魔縄忍者小五郎は常に優しさがあり威勢がいい。太鼓を叩くのが得意だったため、仲間の自己紹介の時は太鼓を叩いている。小五郎の役は安達拓己さんがやっている。安達さん本人も優しい性格で私はいつも頼りにしている大きいお兄ちゃんって感じで接している。
小五郎は赤いバンダナがトレードマークでいつも身につけているから赤の達人という異名を持つ。安達さんの家が元々うどん屋を営んでおり、時々お店を手伝っていると話してくれたことがあった。
その時に垣間見えたのはうどんに対しての情熱や熱心なうどん愛だった。
うどんはコシが命なんだそうだ。また、油揚げを自家製で作っていることや天ぷらの揚げ方まで実にこだわっていていいなと思った。
この日は、安達さんの実家よりうどんが送られてきて仲間のみんなでうどんパーティーをすべく公民館の広間をお借りした。調理室で安達さんに教わりながらうどんを茹でてつゆを作る。
天ぷらも揚げてうどんの上に乗せてつゆをかけたらできあがり。サクッとした天ぷらとモチッとした歯応えのあるうどんはとてもおいしかった。
「こんなに美味しいうどんを食べたのは初めてです。」
私は感動のあまりうどんをおかわりしてしまった。
でもこれもいい思い出だね。
舞台の時も練習の時も小五郎さんがいるだけで何故か安心感がある。それだけ頼りにしているということ。
そういえば小五郎さんにうどん以外の食べ物で好きなものを聞いたらおにぎりが好きだと言っていた。やっぱり日本人は米だよねーとか言ってたのに休憩中に隠れてサンドイッチ食べてたのを見ましたのよwww
ってことは他の皆様には黙っておきます。