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現代版おとぎ話
第1章 シンデレラ〜継母との確執
事務所に着いた途端、私は母のことを思い出した。
「いけない!遅いと怒られてしまう。」
「もしかして門限とか決まってたりします?それなら帰りも送って行きますよ。」
「あの、やっぱり私・・・。」
帰りますと言おうとした時に男性から腕を掴まれた。
「あっ、すみません。強引に思われたなら申し訳ないんですけど詳しく訳を知りたいので話してくれませんか?」
「はい・・・。」
私は頷くと事務所のソファーに座って今までのあれこれを全部話した。この探偵兼弁護士の佐伯将也さんに。
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