第7章 鶴の恩返し〜地元に貢献した8年間
朝は早く起きて顔を洗って髪の毛をとかす。そして朝食を食べて歯を磨くと練習場に向かう。練習の時はジャージを着ているけど本番は衣装に着替えて行うのである。
まず、道場についてから発声練習をする。そして歌のレッスンに入る。最初に歌詞が書かれた紙が配られて目を通した。
うわっ、難しそうな歌だな。
それに加えて振り付けを覚えて舞の練習も行う。こんなにハードな練習とは思わなかったな。
練習を終えると次元様よりお知らせがあった。
「皆の者!新たに仲間が加わった。巫女の命じゃ。次回の全員演舞でお披露目致す!心に留めておくように。」
「はい。」
全員演舞とは仲間のみんなで出演する舞台のことだ。
この武将隊では地元のPRも欠かさず行うため私もスマートフォンでいや、ここは武将隊言葉に直そう。
四角い端末機で地元のことを調べることにした。
「次元様、次の全員演舞にて地元のお菓子について演説してもよろしいでしょうか?」
私が次元様に聞くとよかろうと言ってくださった。
実は私は食べることも大好きなのじゃがもちろん、体重維持も欠かさず行なってきた。中学と高校ではテニス部で汗を流しておったのじゃ。だからこそ舞や踊りの稽古を頑張ってこなして体重維持に励みたいと思った。
それにしても私より小さき男の子の良川團次郎殿はすごいのぅ。あんなに小さな背で頑張っておられる。私も負けおられぬぞ!
それでは今日はこの辺で。