第13章 何でこんなワンコと・・・
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黄瀬はずっと私のことを抱きしめている。
「黄瀬・・・。」
黄瀬「なんスか?」ギュウウウウ
「くるしい・・・。」
黄瀬「あ、ごめん・・・!」
・・・ちょっと恥ずかしかったな。
人がいないとはいえ道だし・・・。
黄瀬「あっそうだ!俺、っちにたのみがあるッス!」
「出来る範囲ならいいけど・・・。」
黄瀬は一回深呼吸をして
黄瀬「俺のこと"涼太"って呼んでほしいッス・・・!」
「えっ・・・。」
黄瀬「ダメッスか・・・?」
「ううん、ダメじゃないけど・・・。」
黄瀬「けど?」
「男で下の名前で呼ぶの初めてだからさ・・・。」
黄瀬「そんなことなら問題ないッスよ!さぁ!呼んでくださいッス!」
「・・・涼太?」
黄瀬「はい!なんスか!?」
なんか黄瀬から尻尾が見えた気が・・・気のせいか。