第13章 何でこんなワンコと・・・
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それにしても黄瀬は足が長いなー
さすがモデルってとこだね。
黄瀬「こんなとこでつっ立ってるのもあれだし、俺のオススメのお店に行くッスよ!」
「いいよー。」
そして移動しようとするときにあることに気がついたのだ。
・・・私達の周りも人だかりが出来ている。
『あーモデルの黄瀬君じゃない!?』
『本当だ!かっこいい・・・!』
『ていうか黄瀬君のとなりにいる子誰?まさか彼女?』
『うそー!信じらんないー!』
・・・なんで彼女なんて勘違いされてんの?
しかもこれじゃ移動出来ないじゃん。
「ちょっと黄瀬、どうすんの・・・ってうわっ!」
私の身体が宙に浮いた
そう・・・
黄瀬「ちょっと我慢してくださいッス!」
お姫様だっこされているのだ・・・あの黄瀬に。
スタタタタタタタタ
人ごみを颯爽と駆けていく私と黄瀬
と、同時に聞こえるのはファンの悲鳴。
「・・・なんかめっちゃ目立ってるんだけど!」