第22章 蘇る過去
そして体育館に向かうと
宮地「あ!高尾!随分遅かったじゃねーか、あ?」ニコニコ
高尾「み、宮地さん…これには深い訳が!」
緑間「それよりは何処なのだよ!」
高尾「あ、なら俺の後ろに…。」
大坪「どうしたんだ?」
「…。」
木村「大丈夫か?」
…ダメだ。
現実から目をそらしちゃダメだ!
そして私は4人の前に立ち
「…心配かけてごめんなさい!!」
深く頭を下げた。
「でも…バスケ部にいていいですか?私、気付いたんです。私はこの部活が大好きでみんながバスケしている姿が大好きなんだって。だから…」
わしゃわしゃ
宮地「何今更分かりきったこと言ってんだ!轢くぞ!」
頭を乱雑に撫でられ
ペチン!
デコピンされた。
「痛た…何するんですか!」
宮地「誰もお前がマネージャーを辞めていいなんてひと言も言ってねぇよ。
大坪「寧ろ俺たちはいてくれてたほうがありがたいが…な?」
木村「まぁな!」
緑間「…。」カチャ
高尾「だってさ!」
もう…みんな…優しすぎるよ…
「ううっ…!」グスン
緑間「どうしたのだよ!?」
「ううん…違うの…。嬉しいの…っ。
私、秀徳のバスケ部に入っててよかった…っ!だってこんなに優しい人ばっかりで…っ。」
宮地「当たり前だろ!そんなの…!」
木村「そういえば宮地と緑間はが居なくてすごい調子悪かったよな…。」ニヤリ
緑間「なっ…!」
宮地「木村…!」
高尾「ブフォ!ちょ、宮地さんが?」笑
大坪「お前ら…。」汗
「?」
他の部員からも笑いが出てきた。
宮地「おいお前ら!笑ってんじゃねぇ!おい木村!軽トラ貸せ!」
木村「残念だけどいま修理中だぜ。」
高尾「修理中とかw」
私は改めて思った。
このバスケ部のみんなが大好きです