第22章 蘇る過去
女1「あはははははっ!良い気味!」
「うぅ・・・。」
私はその場に倒れこんだ。
女1「その痛みが!苦しみが!私たちが今まで受けてきたものなんだよッ!」
「・・・っ!」
女2「申しわけなさ過ぎて声も出ないってよ!」
女1「良い良い!最ッ高!・・・あ。そういえば忘れてたわ・・・。みんな、やっちゃっていいよ・・・っと!」
ガスッ
「うぐっ!」
女の強烈な蹴りが私の鳩尾にヒットした。
その後の他のみんなも
ガスッ!ゴスッ!ベキッ!
「げほっ!げほっ!うっ・・・!」
激痛と吐き気が私の身体を巡る。
誰か助けて・・・!
女1「ちゃん?このことは誰にも言っちゃだめだよ?」
「えっ。」
女1「特に両親とか・・・和成とかね?」ニコッ
「どうしてお兄ちゃんの名前が出てくるの・・・!お兄ちゃんは関係ない・・・!」
女1「そんな分かりきってること言わせないでよ~。」
そうか・・・お兄ちゃんは人気者でかっこいいから嫌われたくないってことか・・・。
それでも私は女を睨む。
女1「あ?何睨んでんの?あ・・・そうだ!条件を出そうか!」
条件・・・?
まさか・・・!
女1「和成もあんたと同じ目に遭わせる。・・・あんたが約束を破ったらの話だけどね?」
「・・・分かった。このことは誰にも言わない。・・・だから絶対お兄ちゃんのことは傷つけないでっ!!」
女1「・・・ならいいよ。じゃあね~♪」
そして女の子たちは去って行った。
うっ!痛い・・・!
肋が何本か折れているだろうか
私の目には涙が流れていた。
「もうやめてよ・・・私が何をしたっていうのさっ・・・!」