第22章 蘇る過去
side
私は何も考えずに走っていた。
みんなが追いかけてこられないように・・・
・・・ははっ、どうしてだろうね。
こんなに悲しいのに、苦しいのに
涙が出ないや。
・・・そっか、私はもうとっくに泣きつかれてるんだ。
泣けたらこんなに苦しくならない?
******************
そして気がつくと見知った公園に来ていた。
ここでは中学のときに大分お世話になったなぁ。
・・・ここに来るとある人のことを思い出してしまう。
また話しかけてくれないかな?
相談に乗ってくれないかな?
「会いたいな・・・修。」