五条悟に求愛されているのですが助けてください!❀R18❀
第1章 第一話 ❀ 一夜の過ち
頭から冷水を浴びせられた感覚と、抱きしめられて温かな腕の中の温もり。
全てがちぐはぐに感じられた。
しかも最大の違和感は、つい昨日まで何の関係も無かった五条悟の腕の中にいる、と言う事だ。
「···っっん!」
腰に回された腕を解いて抜け出そうとした瞬間、片方の乳房を五条の手のひらがやんわりと掴んだ。
指と指の間に乳首を挟み、思わず体を振るわせる。
(これはヤバイ!)
と、もがくけれど、逃がさないとばかりに背後からガッチリホールドされてしまう。
「どこ行くの?」
「あっ、ちょっ、···五条さん起きて!?」
うなじにちゅっと五条の柔らかな唇が吸い寄せられた。
いつもの声も、寝起きで若干掠れていて妙にリアルだ。
出来れば夢であって欲しかったが、···アソコの違和感もあり致してしまったのは間違いないのだろう。
「昨日はあーんなに可愛い声で鳴いて僕の名前を呼んでたのに、もう忘れちゃった?···それとも記憶が無いのかな?」
「ん、ん、ちょっと、何して···」
五条さんは話しながら、私の背中にキスを落としていく。