五条悟に求愛されているのですが助けてください!❀R18❀
第2章 第二話 ❀「離れてください」
そんな事を考えている時だった。
「お〜つかれサマンサー!!」
事務室のドアをガチャ!と開け入って来たのは言わずもがな五条悟だった。
黒い目隠しに黒服姿の五条悟は、の姿を見つけるや否や長い足で一気に席まで詰め寄った。
椅子の背もたれに置かれた手。
は嫌な予感に冷や汗が背中を伝ったのがわかる。
「伊地知、今日の送迎なんだけど、と交代してくれない?ちょっとと話があるんだよねー」
(そら来た···)
嫌な予感は的中して、キーボードを走らせる手が止まった。
「えぇ、それは構いませんが」
チラッと、心配そうな視線をに向ける伊地知。
「はどう?いける?確か、今日は送迎に入って無かったよね?」
ここで断りでもしたら、伊地知さんに迷惑がかかるかもしれない。
しかも逃げられないような言い方だ。
そう思ったはかい良く了承した。
「承知致しました。今から添付のファイルを纏めるので、少々お待ちください」
と、充電か完了したタブレットに手を伸ばした時だった。
「あっれぇ〜?そんな他人行儀な反応されると傷つくなぁー」
肩を抱き寄せられ、「ヤバイ!」と思った時には既に手遅れだった。