第4章 阿鼻叫喚
📣
えー…えー…皆さま!!初めまして!
"ザワザワッ"
どうやら人々の先頭で、
スピーカーフォンを持った男の人が話し出したようで
皆さんいっせいにそちらに向かって歩いていきます。
墨
「、僕達は此処にいるよ。」
「う、うん」
墨くんはわざと小声で私の耳元で囁きます。
男
「俺は行くぞ!お前らはどうする?」
今の会話が聞こえなかった男は、
私達に聞いてきました。
墨
「さあ💚」
(墨くんてば意地悪だなぁ(๑•ૅㅁ•๑))
男
「そうかい、まあ好きにすると良いさ!
そんじゃ!」
"ザッザッザッザッザッ!!"
素足の男は足場の悪さに左右されずに
豪快に私達から離れ
群れが集まる場所へと行ってしまった。