第24章 性約
【視点】
「ここは…」
"絶望"
この一言がピッタリな場所に連れてこられました。
大小様々な小屋から
唸り声が響き渡る荒れ果てた村です。
ハチワレカラス
「ここは、
妖界の掟を破った妖怪を収監する村ですぜ」
「(;´д`)」
(そっか私も罪人だから…)
ハチワレカラス
「あれがさんの収監する小屋だでに」
ハチワレカラスさんは
臭い小川の横に建てられている小屋を
指を差しそう言いました。
「(;´д`)」
これから自分がどうなるか分からないまま
私は小屋に入りました。
「お邪魔しますぅ…」
すると…
「うっせぇーな!!黙って入って来い!」
「Σ(・□・;)!?」
どうやら"先客"がいて
小屋の隅の壁に背中を預け座っているようです。
ハチワレカラス
「運が無いッスね…あやつはタチの悪い妖怪だから
ぬらりひょん様が来られるまでは
殺されてはいけませんぜ?」コソコソッ
「!?」
ハチワレさんが私に耳打ちをしました。
(タチの悪い妖怪!?💦)