第23章 クサイ
そんな他愛もない話をしながら歩いていると
向こうから綺麗な着物を着た白すぎる肌の
女性が歩いてきました。
(怖いくらい綺麗な人…)
炎さんの後ろを歩きながら目線を外せずにいると
炎
「おっ、お雪だ
おーい!交尾させろ!」
炎さんはどうやらその女性を知っているようで
右手を挙げながらデリカシーのかけらもない
声がけをしながら近寄っていきます。
(えー(;´д`))
私はそんな炎さんと
知り合いと思われたくなくて
道端の花を見つめている
ただの通行人を演じます。
お雪
「なんだい炎かい
口だけの誘い文句に女が惹かれると思うのかい?
馬鹿な男だねぇ………
ヤるならサッサとおやりよぉーーー!!」
「えっ(´⊙ω⊙`)!?」
"バサッ!"
お雪さんは一瞬で四つん這いになり
野獣スタイルで
炎さんを受け入れる体勢になりました。
炎
「……お前さ……はぁ……
公共の場だぞ?恥ずかしくないのかよ(¬_¬)
悪りぃオレは節度を持った女が好みでよ
はよあっち行けや。シッシ…」
お雪さんにあっちにいけと手を振ります
「(´⊙ω⊙`)ふぁ!?」
自分はまるで節度を持っているかのような
言い草に私は…思わず
"お前もな!"と突っ込みそうになったけど
グッとこらえました。
(交尾させろ発言は…あー
自分はokなタイプね。
フフッ…箱同士だからか
なんだか墨くんと似てる)
思わず墨くんを思い出し
胸が少しだけ痛みました。
「(´・_・`)」