第22章 カチカチ股2
「その箱は…」
墨くんの箱よりは少しだけ小さいけれど
鮮血のような赤い赤い色の箱です。
?
「その反応…
そうか墨の箱を見たことがあるのか
そんで今生きてると…
よく生きてられたな??
お前、普通の人間か(¬_¬)?」
怪しい目で私を見る?さん
「ふっ…普通の人間ですよ💦」
?
「いや違うね!
俺の見立てだけどな?
お前…妖怪の血が若干入ってるぜー
若干だからお前が気付かなくても
おかしくねぇーけどよ。
東洋じゃねぇーな…
西洋妖怪の血だ…思い当たることねぇーの?」
「……あのぉー
もしかしてぇー……
私がアメリカ人の父と
日本人の母を持つ
混血児だから妖怪の血が入ってるとか
言ってません??見た目だけで判断して…」
?
「(´⊙口⊙`)!!」
(図星ね……まったく( *`ω´)ノ")
「私は人間です!もぅ!」
?
「ご…ごめん!!ごめんねぇ——!!!」
(意外……素直に謝れるのね……)
?さんは下半身をぶらぶら下げたまま
私に頭を下げてきました。