第13章 あきらめない
火葬が終わり
自宅に戻ると窓を開け放っていたこともあり、
臭いは消えていました。
「ただいま…」
私は両手で持って来た両親の遺骨をテーブルに置きました。
暗い部屋に響く私だけの声…
悲しくて辛くて涙が自然と流れます。
"ガタンッ"
「ヒィッ💦」
その時でした誰も居ない2階から、
何かが床に落ちる音がしました。
(お母さんとお父さんの幽霊!??
聖水!聖水と粗塩持って行かなきゃ!!)
いくら両親の幽霊だとしても、
怖いものは怖いので私は自衛をする為…
"カチッ"
聖水と塩を持ち
階段の電気をつけ2階へあがりました。