第13章 あきらめない
木霊
「……ぐすっ……」
「木霊ちゃん……」
木霊ちゃんの姿を見ていたら、
中学生の時に両親を亡くした私と
ダブって見えます。
墨
「お母さんこのままにしておくの
ちょっと可哀想だね💚
せっかくなら焼き払っちゃお💚💚
今夜はお母さんでキャンプファイヤーだ。」
"ドンッ💥ドンッ💥"
墨くんは木霊ちゃんのお母さんの
木の根元に転がっていた
いざこざの末に亡くなったであろう
あの初老の男性と両眼をえぐられた
女性の遺体を足で退けながらそう言いました。
(キャンプファイヤー!!
なんて事言うの!?墨くん💦)
木霊
「キャンプファイヤー?」
木霊ちゃんはキャンプファイヤーを知らないようで
墨くんに聞きます。