• テキストサイズ

イケメン戦国《私だけを囲うひと》

第4章 本音



公務で忙しい光秀さんと、お城の中で会えることはあまりない。
それなのに、昼間に偶然彼に会えた。
それが嬉しくて、夜に彼の自室を尋ねた。

「今日、会えましたね」

「…そうだな」

「すごく嬉しかったです。手を振ろうか迷いました」

光秀さんは少し黙った後、やや呆れたように笑った。

「またお前は、明け透けにものを言う」

「え?」

「…素直だ、という意味だ」

「光秀さんは、素直じゃないですものね」

「まあ…本音は言わない主義だ。その方が何かと都合が良い」

「そうですか。でも、たまには本音を言っても良いのですよ?あまり溜め込まず、素直になった方が光秀さんの体にも良いと思いますし」

「…ほう。心配してくれているのか」

「はい、もちろんです」

「俺の本心など、知らぬ方がお前のためだと思うがな…」

私が首を傾げると、光秀さんはふっと笑った。
そして、そっと私の首に触れる。

「此処に鎖をつけ、誰の目にも触れさせず、拘束したい…」

一瞬、息が止まるほど低い声だった。




/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp