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【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第4章 アングレカム【五条悟・教師編】



「……ん?何を見たって?」

『…っ今日先生が…女の人とホテルに入ってくとこ…』


胸が苦しくて涙が溢れる。

「…見たんだ。」

コクコクと頷く。

んー…と考えると、先生は携帯を取り出し、画像を探して見せてきた。

「雫が見たのってこれ?」

今日見た女の人と同じ服装をする、華奢で綺麗な男の人が映っている。

『……?服は…同じだけど…』

「ふふっ、やっぱコイツか…」

先生は違う画像も見せてくれた。

『ぁ………』

男性がロングヘアーのウィッグをつけ、綺麗にメイクした画像。女の人にしか見えないその姿は、私が後ろから見た人そのものだった。

「呪詛師集団がね、雫が見たホテルをアジトにしていると連絡が入って、調査する任務にあたらなきゃいけなくなったんだ。
けどあそこは運悪くフロントがあってさ。呪詛師にカメラを押さえられているかもしれないし、まぁ身バレ防止っていうか。僕も帽子被って入ったんだよ。
呪詛師の人数も力量もわからないから、一応女性よりかは男性が良いだろうって事になって、一般の呪術師やってるコイツに頼んだんだ。メイクしたらわりとイケるよね。」


『そう…だったんだ…』



「それで?雫ちゃんは誰と付き合っちゃうんだっけ?」

クスクスと笑いながら耳に吸い付き、首元に唇を寄せる先生。

『んっ……ごめん…なさい。
勝手に勘違いして…』

「ヤキモチ焼いたの?」

首に先生の舌が這い回る。

『んぁっ…だって…恵が五条先生に昔勧められたホテルだって…先生の過去まで想像したら…凄く苦しくて…』

「雫ってさ…」







「僕の事大好きでしょ…?」

先生の高い鼻が鼻先にくっつく。

『…大好き。先生じゃなきゃ嫌…これからも…一緒に…んっ…』

先生が強引に口を塞ぐ。

角度を変え、ヌルりと入ってきた舌が口内を這う。

『んっ…はぁっ…んんっ……』

脳が蕩けそう…
下半身が疼く。
ガクンと膝に力が入らなくなると、先生がぎゅっと抱きとめてくれた。

「ふふっ、気持ちよくなっちゃった?
よくこうなるね、雫は…可愛い。」

優しい手が、よしよしと頭をなでる。


「雫…僕も大好きだよ。

離さないからね。誰にも渡さない。
僕がどれ程君が好きか…中で嫌って程教えてあげる。」
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