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【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第1章 愛しい君【夏油傑・高専編】


side 雫

傑の身体を見ると、いつもドキドキしてしまう。

鍛え抜かれた筋肉。スベスベとした背中。
抱きしめると感じる、分厚い胸板。

覆いかぶさられると、少し重くて苦しくて…
それが堪らなく愛おしい。
傑を感じることができるから。

「……ふふっ…何?そんなに見て。」

『…っ…ごめっ…傑の身体が綺麗で…見とれちゃって…』

慌てて目を逸らすと、ギシ…とベッドのスプリングが沈む。

「今日は随分と煽るね…酷くされたいの…?
理性が飛びそうなのを必死に抑えてるのに…」

傑の舌が耳元を這う。

『ひぁっ…んっ…ゃっ…』

舌から逃げようとすると、手に熱いモノが握らされる。

『…っ……』

「雫…覚えておいて。私がこんな風になるのは…雫だからだよ…」

息の上がった傑は妖艶で、獣のようで…


そそり勃つソレをなで上げると、ビクンと反応して、傑の口元から甘い吐息が漏れる。

『傑……口で…したい…』

大きく目を開く傑に、やってしまった…と思った。

『…っごめん…はしたなかった…?』

焦る私を抱きしめる傑の身体は熱くて、少し汗ばんでいる。

「まさか……凄く嬉しいよ。けど……」

頭を撫で、獲物を捉えるような眼差しで見下ろされる。




「もう我慢できない。」



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