第1章 愛しい君【夏油傑・高専編】
ホテルに来て良かったと思った。
悟に雫の声を聞かせたくなくて、いつもはほとんど雫の部屋でシている。
隣に硝子がいるからか、自然に声を抑えるようになっていた雫。
だれにも聞こえないと思ったのか、積極的に求めてくれる姿は可愛らしくて、いじらしくてたまらない。
「ちゃんと見せて…雫」
スカートのファスナーを下げ、下着ごとストッキングを剥ぎ取った。
秘部に顔を近づけようとすると、慌てた雫が再び私の頭を押す。
『ゃっ…それは……ぃゃっ…シャワー入ってな…』
その手を握りしめ、秘部に優しく舌を這わせる。
「ごめん…もう待てない。」
チロチロと陰核を舐めあげると、トロトロと溢れ出る蜜。
『あぁんっ…ゃ……そこっ…ゃぁっ…』
1本…2本と指を入れ、雫が弱い上壁を押し上げるように擦ると、チュクチュクと蜜が混ざり合う音がした。指の動きを止めずに陰核を優しく吸い上げると、悲鳴にも似た嬌声が響く。
『あぁんっ…両方はっ…ぃゃっ…ぁっ…イっちゃ………ぁぁんっ…ぁっ…』
ビクンビクンと脈打つ体からゆっくりと指を抜くと雫の額に口付ける。
「上手にイケたね、雫…」
制服の下で、既に自身の昂ぶりは痛い程主張していて苦しい。
クタっとして息の整わない雫の額に自分の額を合わせ、自嘲気味に囁く。
「今日は優しくできる自信がないな…」
雫が上半身に纏っていた服や下着を取り去ると、自分の服も脱ぎ去った。