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【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第4章 アングレカム【五条悟・教師編】



「…はぁ?静かにやれますけど?」

「今じゃなくてもいいだろ、って言ってんだよ。」

「おいおい、やめようよケンカとか。
釘崎、確かに伏黒の言う通り、後でいいじゃん。一泊二日の荷物なんて大したことないだろ?夕飯には起きてくるだろうし。
…ってか伏黒、何か…」

虎杖がじっと俺を見つめる。

「顔赤くね?」

「…っ……」

マズい。雫のあんな姿を見て普通でいられるわけがない。顔が赤らんでいても不思議はない。

「っ別に…普通だろ…」

その瞬間、釘崎が目を見開いた。

「……はっはーん、そういう事。伏黒ぉ、アタシに感謝しろよ。」

「あ?」

「さぁーて、虎杖ぃ、私達はおじゃ魔女ドレミちゃんみたいだから、戻るわよ。」

「え、何なに?どういう事?」

「お子ちゃまは黙って私についてきたらいいの。じゃあ伏黒、夜に食堂でね。…雫と一緒に。」

ウインクして虎杖を引っ張り、その場を去る釘崎。

色々勘違いしてそうだが、とりあえずこれで2人が入って来ることはなくなった。
ベッドに向かい、雫に声をかける。

「雫…虎杖と釘崎、帰ったぞ。」

『…良かったぁ。恵ありがとう。』

掛け布団から赤い顔を出し、立ち上がろうとする雫。

「何で頭まで被ってたんだ。その方が不自然だろ。」

『だって…絶対見られたくなくて…』

一歩踏み出した所で、ヨロヨロとよろける。

「…っ危ねぇ…」

『あ…ありがとう…お腹のとこ…キツくて息が…できない…』

抱きとめると膨らみが目の前に迫り、ふるっと揺れた。心臓がドクリと高鳴る。


もう…ダメだ…

理性の糸は簡単に切れ、雫をベッドに優しく寝かせた。

『…っ…めぐ…み…?んっ…ふっ…』

俺は驚く雫の唇を塞ぎ、舌を差し込んだ。



side 五条

「ふんふーん♪」


「…昔っからわかりやすい奴だな、五条は。
用事もないのに私の所に来る時は機嫌がいい時だ。」

「えー、わかっちゃう?僕ってそんなに単純なんだ♪」

「…で、自分からペラペラ話さないのは女絡みだから。だろ?」

「くくっ…腐れ縁て怖いよね。」

「否定しないのに吐かないのは、女絡みだが、あまり大っぴらにできない関係だから。当たりだな。何?生徒?」


「…怖いんだけど。硝子…」
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